か な わ な か っ た け ど         遠い昔、スコットランドのエディンバラ城に、line(ライン)というお姫様が、 いました。彼女は、いつも素敵な笑顔で城内のお花畑を散歩していました。   そんなある日、インバネスという街へ買い物に出かけました。        帰りにきれいな丘を通リ過ぎる時に、とても素敵な景色が、目に入り、    馬車から降りそこで一休み。大きく深呼吸して、              いつも以上に素敵な笑顔で景色を見渡しました。                 と、その時、大きな黒い熊タークが、現われました。                  タークと目を合わせたその瞬間、姫は、びっくり。慌てて馬車に乗り込み         一目散に城まで逃げ帰りました。でも、その時、タークは、line姫の美しさに         心を奪われてしまいました。でも、いくらタークが、line姫を愛したところで、          やはり、熊は熊。全く心は、通じません。毎日 毎日、神様にline姫に会いたい。』   と祈っても、神様もどうする事もできません。                  そこで、タークは、そっとエディンバラ城のそばまで行き、line姫の笑顔を       もう一度だけ見に行こうとしました。そして、城のすぐ近くの大木の上で、   line姫が、城の外に出て来るのを待ちました。そして、待つこと二日、    ついにline姫が、門の所に現われました。タークは、line姫が現われるや   あまりの感動に我を忘れ、木からドスンと落ちてしまいました。       その音に気付いたline姫は、もう大変、すぐに城内に逃げ、その上、      家来の人にタークは、追い返され、傷だらけで丘まで逃げ帰りました。    そして、もうline姫の事は、忘れようと決意しました。そしてもうすぐ、   おうちという時にタークの前に妖精が、現われました              『残念だったね。一杯愛したね。そして、そのおかげで、少し優しくなれたね。  何もして上げられなかったけど、願いが有れば言いなさい。        一生懸命の御褒美をあげましょう。』とタークに言いました。       タークは、『line姫が、幸せでありますように                      そして、あの子が、困った時、私に何かできる事が、あるなら、知らせて下さい。』 そう言うと、タークは、目に涙を一杯ためて、おうちに帰りました。             数カ月後、タークは、インバネスのネス湖に泳ぎに行きました。                 そして、湖に入る前に、エディンバラ城の方を向いて、タークは、line姫に敬礼。               読 ん で く れ て 有 難 う。   1 9 7 8 / 5 / 1 3